インタビュー:芹澤みや子さん(生活改善部会「ふるさと工房」)
目次
― まず、ふるさと工房の成り立ちについて教えてください。
ふるさと工房は、もともと生活改善グループという全国組織に所属していた女性たちが、地域の活性化を目的に立ち上げた施設です。地元の大豆を使った味噌づくりを始めることになり、県や市、農協の補助金を受けて建設されました。設立から25年以上が経ち、現在では味噌だけでなく、お惣菜やお菓子などの加工品も作っています。

― ふるさと工房の特徴やこだわりは何でしょうか?
何よりも「安心・安全」を大切にしています。私たちの作る食品には、添加物を一切使用していません。例えば、市販のおまんじゅうは長持ちするように添加物が含まれていますが、私たちのものは日が経つと自然に変化します。また、地元の食材を活かした加工品作りも重要なポイントです。
― ふるさと工房の代表的な商品について教えてください。
代表的な商品としては、「母さんまんじゅう」と「ふるさと味噌」があります。
「ふるさと味噌」は、地元産のコシヒカリで作った米麹と、農家さんが育てた大豆、塩のみで仕込んでいます。市販の味噌にはさまざまな成分が含まれていることが多いですが、私たちの味噌は純粋な材料だけ。手作りならではの深い味わいが特徴です。
「母さんまんじゅう」は「プレーン」、「よもぎ」、「味噌」、「カスタード」の4種類があります。特におすすめは、自家製味噌を練り込んだ味噌まんじゅう。発酵食品ならではの風味があり、時間が経っても柔らかいのが特徴です。また、手作りカスタードを使ったカスタードまんじゅうも人気があります。

― ふるさと工房では、季節ごとにさまざまな商品を作られていますね。
はい。例えば、春にはフキを使った「キャラブキ」、フキノトウを使った「フキノトウ味噌」、秋には自家栽培のショウガを使った「ショウガの佃煮」などを作ります。地元で採れた食材を活かし、旬の味を届けることを大切にしています。
また、「青トウガラシ味噌」「焼肉のタレ」などの調味料も人気です。青トウガラシやシソを刻んで、自家製味噌と合わせたピリッと辛い味噌は、ご飯のお供や野菜炒めにぴったりです。

― ふるさと工房の活動は、地元の農家さんとも深い関わりがあるのですね。
そうですね。地元の農家さんから野菜を仕入れたり、ショウガ栽培をお願いしたり、相互に支え合う関係を築いています。農家のお母さんたちが集まり、作業しながらおしゃべりする場にもなっていて、地域のコミュニティとしての役割も果たしています。
― 現在、クラウドファンディングにも取り組まれていると伺いました。
はい。私たちは現在、新しい体験スペースの整備を目的としたクラウドファンディングを実施しています。これまで、ふるさと工房では少人数の体験しか受け入れられませんでしたが、より多くの方に地元の食文化に触れていただけるよう、施設を拡張したいと考えています。また、手作り体験を通じて、若い世代や県外の方々にも御殿場の食文化を知ってもらう機会を増やしたいと思っています。
クラウドファンディングは多くの方に支えられ、すでに目標額の大部分が達成されていますが、引き続きご支援をお願いできればと思っています。詳細はイベント会場でもご案内いたしますので、ぜひご覧ください。

― 3月22日の『酒と食のフェスティバル』では、どのような商品を提供されるのでしょうか?
イベントでは、私たちが手作りした味噌やおまんじゅう、季節の漬物などを販売する予定です。県外からも多くの方が訪れるので、ふるさと工房の味を知っていただく良い機会だと思っています。
― 来場者へのメッセージをお願いします。
ふるさと工房の商品は、地元の素材を活かし、昔ながらの手作りの良さを大切にしています。御殿場の豊かな食文化を感じていただけると思いますので、ぜひ足を運んでいただき、私たちの味を楽しんでください!